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海外勤務を経験した若手グローバル社員4名が語る、駐在員の「リアル」とは?

2023年6月21日

東京センチュリーではグローバル人材育成の一環として、若手社員に海外現地法人やグループ会社への派遣機会を積極的に提供しています。今回はアジア各国での駐在を経験した4名による座談会を行いました。駐在先での仕事の醍醐味や苦労話、自身に訪れた変化など、国ごとの市場の可能性やビジネス慣習の違いとあわせて、それぞれが感じた駐在員の「リアル」をお届けします。

海外勤務を経験した若手グローバル社員4名が語る、駐在員の「リアル」とは?

【駐在員のリアル①】トレーニー制度を活用し、1年目から海外に挑戦

――まずは、当社を志望した理由を教えてください。

エステルさん:母国でのトレーニーから日本へという逆のパターンです。将来はスペシャルリストとして海外へ
エステルさん:母国でのトレーニーから日本へという逆のパターンです。将来はスペシャルリストとして海外へ

エステルさん(以下、エステル):マレーシア出身ということもあり、将来は東南アジアか中国に関する事業に携わりたいという想いがありました。東南アジア諸国のスタートアップに出資を行うなど、東京センチュリーのイノベーティブなビジネス展開に魅力を感じました。大学時代の日本留学を経て2021年に当社へ入社し、1年目はトレーニーとして母国にあるTokyo Century Capital (Malaysia) Sdn. Bhd.(以下、TCM)で働き、2年目に帰任し、本社でTCMの営業サポートをしていました。翌年からはアメリカ市場のM&A関連業務に携わっています。入社してまだ3年目ですが、グローバルな知識と経験をたくさん身につけることができ、毎日がとても充実しています。

緒方さん:駐在で適応力が鍛えられました。ゆくゆくは海外現地法人の責任者へ
緒方さん:駐在で適応力が鍛えられました。ゆくゆくは海外現地法人の責任者へ

緒方さん(以下、緒方):学生時代にワーキング・ホリデー制度を使いオーストラリアとフィリピンで1年ほどを過ごしました。様々な文化に触れた経験がとても印象的で、社会人になっても異文化に触れながら刺激的な環境で仕事をしたいと思い、比較的早い段階から海外駐在のチャンスがある当社を選びました。新卒で国際事業分野に配属され、入社1年目で駐在の希望が叶い、モチベーションが上がったことをよく覚えています。

杉浦さん:現地ではタフな環境を経験し、忍耐力がつきました。将来はパートナー企業と一緒に世界に貢献できるような仕事を
杉浦さん:現地ではタフな環境を経験し、忍耐力がつきました。将来はパートナー企業と一緒に世界に貢献できるような仕事を

杉浦さん(以下、杉浦):私も学生時代の経験が大きいですね。高校生の時にドイツへ1年間、大学生の時にアメリカへ1年間留学していたのですが、周囲の方に本当に恵まれました。何か恩返しをしたいという気持ちがずっとあり、海外の人々と一緒に社会を豊かにするような、世界に貢献できるような仕事をしたいと考えるようになりました。そんな時期に参加した留学経験者向けの就活フォーラムで当社に出会い、ここでなら年齢に関係なく海外で仕事ができると知り選考を受けて、今に至ります。

塚本さん:駐在を経てより海外志向が高まりました。いつか海外の市場に影響を与えられるような人材に
塚本さん:駐在を経てより海外志向が高まりました。いつか海外の市場に影響を与えられるような人材に

塚本さん(以下、塚本):私は商社やコンサルティング会社を経て入社し、当社でのキャリアは今年で7年目を迎えました。学生時代からグローバルビジネスに対する強い憧れがあり、いつか海外の市場に影響を与えられるような人材になりたいと理想の将来像を描いていました。転職する時もその想いは一貫してありましたので、その理想を実現するための新しい挑戦ができるという期待感が決め手でした。

【駐在員のリアル②】海外だからこそ得られる多様な経験と成長機会

――駐在先ではどのような業務を担当し、どのような経験を積まれたのでしょうか?ご自身の変化などもあれば教えてください。

【駐在員のリアル②】海外だからこそ得られる多様な経験と成長機会

緒方:フィリピンのBPI Century Tokyo Lease & Finance CorporationとタイのTC Car Solutions (Thailand) Co., Ltd. (以下、TCCS)に1年ずつ駐在し、オートリースの営業や車両管理、売却などの幅広い業務を担当していました。TCCSで思い出深いのは、顧客向けの車両管理アプリ開発に携わったことです。開発ディレクションの補助やアプリリリース後の実際のユーザーの使用状況の分析など、メイン担当者のサポートをしていました。IT関連のスキルが皆無でしたので最初は戸惑いもありましたが、この業務をきっかけに「たとえ専門外であっても自分なりに答えを出してみよう」という意識が強くなりました。適応力が鍛えられましたね。

塚本:海外拠点では、メイン業務以外のことにも関わる機会が多いですよね。私も緒方さんと似たような経験があります。入社後すぐに駐在することになったタイのTISCO Tokyo Leasing Co., Ltd.では、営業にプラスして様々な業務を受け持っていました。駐在員として、チームの管理者として、現地スタッフの面接や指導要領の作成など採用・育成業務も担当し、良い経験となりました。 総合リース会社として、IT機器や工作機械、再エネ設備など幅広い物件を取り扱っていましたので、ただ単に決まったものを決まった商流で営業するのではなく、お客様や協業するベンダー企業の戦略や事業環境、財務方針等を踏まえて、そこから想定されるニーズに対して、当社が提供できるソリューションやスキームを訴求していくことは面白くやりがいがありました。

杉浦:身につけたことでいえば、私の場合は車両関連の知識ですね。入社2年目の冬からシンガポールのTokyo Century Leasing (Singapore) Pte. Ltd.に約2年間駐在し、オートリースの営業を経験したことで、車種や性能、中古市場に関する知識など、オートリースの基礎を身に着けました。営業の基本を学んだのもこの時期です。自分が思っていた以上に当初は結果が出せず悔しい思いをしました。シンガポールは国土が狭いため政府が車両台数を管理しています。車両価格が日本の4倍程もする一方で公共交通機関やタクシーが安価であるなど、リースを提案するには難しい環境でした。この経験から、焦らず地道にお客さまとの接点を築くことが大切と、精神的にタフになれた気がします。

エステル:リースの需要を掘り起こす難しさは私も感じていました。マレーシアは車社会ですので、現地の方たちの所有に対する意識がかなり高いです。TCMでは、オートリースのほかに設備やIT機器のリース事業も展開していたので、ベンダーファイナンス(※1)の提案や与信関連業務なども担当していました。私は逆に、1年目は、教えていただくという立場から自立に向けてステップアップする時期だったので、コミュニケーションの取り方などで苦労しました。2年目で日本に帰任してからの方がより成長を感じています。

(※1)ある事業者が製品・サービスを販売する際に、リースや割賦販売等の金融サービスを組み合わせてエンドユーザーに提供することにより、事業者の販売促進をサポートする。

【駐在員のリアル③】アジア市場における事業のポテンシャルとは?

――国ごとの市場の特性や可能性について教えてください。

【駐在員のリアル③】アジア市場における事業のポテンシャルとは?

緒方:エステルさんの話にあった、車両の所有に対する意識の高さはフィリピンも同様です。モノを所有することがステータスであるという意識があり、リース満了後は車両を買い取ることが主流であるため、先進国と比較して業者オークション等を含む中古車市場が未成熟なのが特徴です。国が成熟していくにつれて、人々の意識も「所有から利用へ」と変わっていくと私は推測しており、これからのEV(電気自動車※2)普及がどのような影響をもたらすのか注視しています。

エステル:EVは、車載バッテリーの寿命や航続距離などに課題があるため、直接所有するというよりまずは体験してみたいという方に需要がありそうです。そのような方達にとってリースは相性が良く、EVを組み合わせることでオートリースの需要も広がっていく可能性があると思います。

(※2) 【あわせて読む】日本の普及率は1%未満?! 日本と世界の電気自動車(EV)事情(https://tokyocentury-news.jp/sustainability/electric-vehicle/

杉浦:EV普及は一気に加速する可能性が高いですね。車両台数を制限する政策からもわかるように、シンガポールは政府の影響力が強い国です。ガソリン車やディーゼル車を段階的に廃止する具体的な計画も出ています。国土が狭いので、充電ステーションの設置などEV普及に必要なインフラ面も整いやすく、ASEAN加盟国の中では普及するスピードは速いと思います。EVのメンテナンスや中古価値はまだまだ未知数ですので、このあたりはリース事業の新しいポテンシャルになるのではないでしょうか。

塚本:タイもEV普及は比較的早いペースで進んでいるように感じます。脱炭素の取り組みでいえば、タイは火力発電に頼っている状況もあり、再生可能エネルギーへの関心の高さが印象的でした。タイは進出日系企業が多く、とりわけ自動車産業を中心とした製造業が多い中で、今後も脱炭素需要は伸びていくものと思います。この分野において当社は、JCM(二国間クレジット制度※3)とファイナンスを組み合わせた提案を積極的に推進しており、私の駐在期間においても太陽光発電システムのリース案件をいくつか組成することができました。

(※3) 途上国を中心とした海外の国とパートナーシップを結び、二国間で温室効果ガスの削減に取り組む制度。 【あわせて読む】東京センチュリーだからこそ可能な脱炭素社会の実現に向けた貢献とは? https://tokyocentury-news.jp/services/international-business/creating-a-decarbonized-society-jcm/

【ご参考】駐在先と日本の比較についても聞いてみました。

Q:①~④はどちらが快適、進んでいると感じましたか? ①住環境 ②ジェンダー平等(女性活躍、LGBTQへの理解など) ③ITリテラシー・DX推進 ④脱炭素への取り組み

塚本:(②LGBTQ:多様な方が職場にいて、それが通常の光景です。誰も気にしていません。) 杉浦:(④脱炭素:EV普及に向けた政府の施策から、脱炭素への注力度を感じます。) 緒方:(①~④のテーマとは異なりますが、節目ごとの社内イベントは盛大でした。) エステル:(②女性活躍:企業の管理職や役員に女性が多く、中央銀行総裁も女性が歴任しています。)

【駐在員のリアル④】全員一致で ”もう一度世界へ!”、いつか挑戦するその日に向けて

――これからどんなことに挑戦したいと思っていますか?

もともとはスペシャリスト志向だったのですが、拠点の運営に携わることができた駐在経験を経て、経営に近い業務に携わっていきたいと考えるようになりました。少し先の話になりますが、ゆくゆくは海外現地法人の責任者になれるような人材に成長したいです。そのために、会社全体を俯瞰的な視野で捉えられるよう意識しながら、一つひとつの業務に取り組んでいきたいと思います。

緒⽅

塚本

今回は初めての駐在でしたが、駐在を通じて得られた経験と成長実感により、さらに海外志向が高まりました。難しさや苦労もありましたが、営業以外にも組織マネジメントについて学ぶ貴重な経験となりましたね。私も、将来は海外拠点のマネジメントに携わりたいと考えています。そこに対して求められるスキルセットにまだ到達できていないと思うので、経験と知識を積み重ねて、再び海外駐在のチャンスを得られるよう努力し続けます。

今の部署で携わっているM&A関連の業務では、マレーシアでファイナンス業務全般を実践的に学んだ経験が生きていると実感しています。データから企業の傾向と課題を読み解いたり、ビジネスの上流と下流をイメージしたりといったことにつながっています。こういったスキルを伸ばして、今度はスペシャリストとして海外にチャレンジできるよう頑張っていきたいです。

エステル

杉浦

私も皆さんと同じく、また海外で仕事をしたい気持ちが強くあります。シンガポールでの業務はオートリースに特化していたので、次は既存のプロダクトだけではなく新規ビジネスや既存プロダクトに付加価値を加えるビジネスを、パートナー企業と一緒に創っていける人材になりたいと思っています。

未来の駐在員へ、言葉の壁や文化の違いよりも大切なことは”ポジティブなマインド”

――最後に、これから海外へのチャレンジを目指す方へのアドバイスをお願いします。

未来の駐在員へ、言葉の壁や文化の違いよりも大切なことは”ポジティブなマインド”

言葉や文化の違いはそこまで気にしなくて大丈夫です。私自身、日本のマナーや常識でわからないことはたくさんありましたが、失敗しても「ごめんなさい」と素直に謝罪し、気持ちを切り替えるように心がけています。あまりプレッシャーを感じずに、周囲の方とコミュニケーションをとりながら楽しめると良いですね。

エステル

塚本

学生時代のカナダ留学も、タイでの駐在も生活面で不安がなかったわけではありません。しかし現地では生活であれ仕事であれ、面白さや喜びを感じられるシーンがたくさんありました。苦労を乗り越えた先に成長機会があると思いますので、ぜひ前向きに挑戦してほしいです。

言語をあまり壁として捉えないことが大切です。私自身も駐在当初は、会話を録音して何度も聞きなおすなど苦労はありました。とはいえ、語学力はさしたる問題ではありません。それよりも新天地で得られる経験値や成長の可能性に目を向けてチャレンジしてほしいですね。実体験を通して視野がぐっと広がり、その後のキャリア形成においてもかけがえのない財産が得られることは間違いありません。

緒⽅

杉浦

シンガポールでは、日本での経験が少なかったせいか自分が使える武器が少なく、当初は苦労ばかりでした。その分、成果を出せたときの喜びも大きかったのですが、「経験があればもっとできたはず!」という気持ちがなかったわけではありません。今、目の前にある業務に一生懸命取り組み経験を積むことは、必ず海外でも役立ちますので、「今」の積み重ねを大切にしていただきたいです。

塚本 直哉(つかもと・なおや)

グローバル営業第二部

商社、コンサルティング企業を経て、2017年にキャリア入社。同年、タイのTISCO Tokyo Leasing Co., Ltd.へ出向。駐在員として5年間、IT機器、工作機械、再エネ設備など幅広いリース物件を取り扱う。2022年に帰任し、現在は資本業務提携先であるNTTグループとの協業を担当。

緒方 一貴(おがた・かずき)

国際営業統括部

2018年入社。同年12月にトレーニーとして1年間、フィリピンのBPI Century Tokyo Lease & Finance Corporationへ出向。翌年、トレーニーとしてタイのTC Car Solutions (Thailand) Co., Ltd.へ出向し、オートリース営業や車両管理、売却などに携わる。2020年より現部署で計数管理や企画系業務を担当。

杉浦 さくら(すぎうら・さくら)

グローバル営業一部

2018年入社。2019年にシンガポールのTokyo Century Leasing (Singapore) Pte. Ltd.へ出向。約2年間、シンガポールでオートリース営業に従事。現在はマレーシアにおける事業支援を担当。

エステル・ロ・アン・チー

国際営業統括部

2021年入社。入社当初よりトレーニーとしてマレーシアのTokyo Century Capital (Malaysia) Sdn. Bhd.へ出向。翌年に帰任し、現在は国際営業統括部に配属となり、アメリカ市場のM&A関連業務等に携わる。

※記事の内容、肩書などは掲載当時のものです

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