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OJTトレーナーと2年目社員が振り返る コロナ禍から生まれた、OJTの少し新しい形

Aug 25, 2021

コロナ禍において在宅勤務が選択肢の一つとなり、働き方の多様化のきっかけともなりました。いつの日か新型コロナウイルスの感染拡大が終息を迎えたとしても、この変化はなんらかの形でおそらく残り続けるでしょう。一方で、組織のあり方、OJTのスタイルも変化しつつあります。
今回は、コロナ禍で入社した社員とOJTトレーナー、国内リース事業分野の成安さんと日野さん、スペシャルティ事業分野の田中さんと三好さんの2組に、新入社員とOTJトレーナーとのそれぞれの立場から、コロナ禍におけるOJTの難しさや工夫したポイントなどについて話していただきました。
東京センチュリーOJT:入社後1年間、配属された部署の先輩社員がトレーナーとなり、実際の業務を通した必要な知識の習得をサポートする制度。

トレーナーと新入社員のそれぞれが感じた、コロナ禍におけるOJTの難しさ

(写真左より)スペシャルティ営業統括部 三好加奈⼦、⽥中健⽃/法⼈営業第四部 成安真名、⽇野惇平
(写真左より)スペシャルティ営業統括部 三好加奈⼦、⽥中健⽃/法⼈営業第四部 成安真名、⽇野惇平

――まずはOJTトレーナーにお聞きします。コロナ禍のOJTは、どのような難しさがありましたか?

日野さん

在宅勤務自体に慣れていなかったので、戸惑いが大きかったですね。以前のように、パソコンを並べて社内システムの使い方などを教えることができず、また実際の契約書なども社内でしか見られないため、どうやって仕事を覚えてもらおうかと悩みました。

2020年の4月ごろは緊急事態宣言下であったため、極力在宅勤務でした。出社して成安さんと顔を合わせる機会は、週に1日ないし、2週間に1日程度でしたので、そのタイミングで教えたり、次回までの課題を用意しながら、できる限り在宅でも指導できるようにすることを意識していました。

また、出社ならではの雰囲気を伝える難しさもあります。たとえば職場の上司や先輩が1日の中でどのようなスケジュールで働いているのか、午前と午後の忙しさの違いであったり、上司への報告のタイミングであったりと、職場の雰囲気を知ってもらうのに苦労しました。田中さんが出社したときにスムーズに溶け込めるよう、誰がどのような案件を担当しているのか、皆さんの業務のスタイルや好み、趣味なども含めて、事前にオンラインで可能な限り情報を伝えてあげるように心がけていましたね。

三好さん

――続いて1年目のお2人に。業務にあたって工夫したポイントを教えてください。

成安さん

在宅勤務の課題の1つは、一人ひとりが何をしているかよくわからない、見えないということだと思います。部署のメンバー同士では、お互いスムーズに連絡を取れるよう、毎日のスケジュールをカレンダーに細かく記載し、共有していました。日野さんとは、出社時だからこそできる、営業活動の実践的なケーススタディに時間を割いていただきました。

私は、部署内の業務全般を理解していくために、積極的に質問するようにしていました。当たり前かもしれませんが、「分からないことを放置しない」ということを徹底し、三好さんとのコミュニケーションを欠かさないように気をつけていました。チャットやZoomなどオンラインツールを活用して、物理的に対面できなくても、リアルタイムで疑問が解消できました。三好さんが別の業務ですぐ回答することが難しいときも、その日のうちには解決できるよう教えていただいたことはありがたかったです。

田中さん

不安と緊張は、やがて強い自覚と確たる自信へと変わっていく

――様々な苦労がありながらも業務を覚えていくなかで、手ごたえをつかんだ瞬間はどんなときでしたか?

配属されたスペシャルティ営業統括部の開発グループでの1年目は、2019年に東京センチュリーグループとなった米国大手航空機リース会社のAviation Capital Groupの管理業務を主に担当していました。最初は覚えることも多く大変だったのですが、先輩方のご指導もあり徐々に難易度の高い案件にも携われるようになりました。特に、1月ごろに同社の比較的重要な稟議書作成を任せてもらい、決裁をいただけたことは、自分にとって大きな達成感のある出来事でした。

田中さん

成安さん

所属する国内リース事業分野の法人営業第四部では、テレビ・映画関連のメディア系企業のお客さまと多く取引をいただいています。

一担当者としてお取引先数社を受け持つようになったのは、入社から半年が経った10月ごろ。このころから、部署の一員である自覚がはっきり芽生えたように思います。お客さまごとに契約内容を洗い出し、与信管理をしながら契約期間中のイレギュラーな事態に対応する業務はどれも簡単ではありませんが、その分だけ仕事の面白さもどんどん分かるようになっていきました。

――トレーナーの立場から見て、OJTの過程で2人の印象は変わりましたか?

OJTが始まったときは、やはり不安と緊張が常にあったと思います。表情や言葉の端々にあらわれていましたから。しかし、慣れるのはあっという間だった気がします。

部署内のメンバーに対して自身の考えを堂々と話せるようになっていく田中さんの姿を見て、頼もしく思ったことをよく覚えています。OJT期間の1年で設定した、航空機リース業界の特徴を知ってもらう、M&Aのプロセスを理解してもらう、という目標も達成し、書類作成や財務分析も段々スムーズにこなせるようになり、チームの一員として大活躍してくれました。田中さんのアイデアで、実際に効率化された部署内の業務もあります。米国子会社の財務情報をまとめる資料では、各年度の財務情報を一覧化したり、ROAなどの指標が四半期ごとに自動で算出されたり、そのままプレゼン資料で使えるようなエクセルを形にしてくれました。この先も使えると、部署内でも評判です。

三好さん

日野さん

成安さんの場合は、初日のあいさつから堂々とした振る舞いが印象的でした。

また、今までのように出社できない制約があるなかだったので、一気に教えすぎたこともありましたが、成安さんは順調に業務スキルを身につけてくれました。お客さま向けの提案活動にも積極的で、とても良い姿勢だなと感じています。

成安さん

ありがとうございます。実践を経て、入社直後の研修で学んだリースの基礎やファイナンスの基礎がさらに深く理解できるようになっていると、日々、充実した気持ちを味わっています。

OJTの1年を通して、トレーナーが感じた自身の成長の余白

――「指導することが自身の成長につながった」と実感することはありましたか?

日野さん

成安さんからの質問に答えられなければ「これはかっこ悪いぞ」と、プレッシャーが良い刺激になったと思います(笑)。自分自身の業務や部署の事業展開などについて、整理もできたと感じています。

また、キャリアを重ねるにつれ、指導する立場になったという自覚もあったので、OJT期間はその自覚がより強くなった1年でした。

私も、業務に対する理解がより深まった実感があります。変に先輩風を吹かせて分かっている振りをしてしまいそうなときでも(笑)、まわりに確かめるなどして思い込みや思い違いをなくすようにしていました。その結果、私自身の業務の精度も向上したと実感しています。

今年度から私は広報IR部に所属しているのですが、今でもお互いに連絡を取り合ってよく意見交換しています。このような個人間のつながりを部署同士の連携に発展させることができれば嬉しいですね。

三好さん

今では、三好さんからIRに関する基礎的な知識を教わったり、こちらから航空機リース業界の直近の動向をお話ししたり、OJT期間が終了したあとも情報交換しています。広報IR部とスペシャルティ営業統括部はなにかと連携することが多いので、業務にも生きています。

田中さん

――1年間を振り返って、これからのOJTトレーナーにアドバイスするなら?

日野さん

私自身が営業担当になったとき、諸先輩方に同行させていただいたことが、その後の糧になりました。部署のメンバーの協力を得て、成安さんにも他の担当の商談に積極的に同席してもらいました。様々な営業スタイルを見てもらうことで、自身の営業スタイルに取り入れたり、より広い視野で部署全体を見渡せるようになると考えたからです。

また、OJTトレーナー同士での情報交換もしていました。お互いの工夫が参考になりましたので、OJT同士での連携はおすすめです。好事例が共有され、それぞれの環境でアレンジできれば、OJTの質を高めることができますし、交流や案件の情報交換にもつながったり、さまざまな相乗効果が得られるのではないかと思います。

田中さんと接するにあたっては、まず自身の新入社員時代を振り返りました。当時の考え方や目線を思い出すためです。それと田中さんがリラックスして業務に取り組めるよう、自分の過去の失敗談は惜しみなく披露しました(笑)。信頼関係を築くために、寄り添う気持ちと謙虚さを大切にしたいと考えています。

また、仕事が作業にならないように、その仕事の意味や意義を伝えることが大切だと思います。入社数年は大きな案件を陰ながら支える細かな業務も多いです。私が、かつて先輩方から教えていただいたように、誰のため、何のための業務なのかを理解してもらうことで、やりがいも感じられますし、ではこうしたらどうかという改善や工夫につながると思います。

三好さん

OJTを糧に、激変する社会に挑み続ける4人それぞれの決意表明

――皆さんがこれからチャレンジしたいことは?

日野さん

情報・通信・メディア企業を主な顧客とする部署の事業領域を生かし、「金融機能を持つ事業会社」というグループ全体の方向性に合致しそうな、5G等の高速無線通信およびコンテンツ関連ビジネスへの新規展開を模索したいと考えています。

異動してまだ日が浅いので、まずは広報IR部の業務をしっかり身につけることが第一。経験を積み重ねて、ゆくゆくは自身のIR活動を通じて、以前の部署でつながりのあった海外グループの皆さんをはじめ、会社全体に直接的な貢献ができればと、これからのキャリアビジョンを描いています。

三好さん

成安さん

海外の皆さんと仕事がしたい気持ちは私も同じです。東京センチュリーの挑戦的な社風に惹かれて入社を決め、入社後ますますその社風を強く感じていますので、私もモチベーションを高く持ち、海外赴任という目標を叶えたいと思っています。

今現在の業務が将来の目標実現につながっているという気持ちを忘れず、一つひとつと丁寧に向き合いながら成長し続けたいと思います。

OJT期間は、コロナ禍が航空業界に及ぼした影響と、世界中の関連企業のさまざまな創意工夫を目の当たりにした1年でもありました。デジタル化が一気に進み、従来の価値観が通用しなくなるような事業環境の劇的な変化は、すでにあらゆる産業分野で起きていると感じます。

デジタルに対する順応性の高さは、私たち世代の強みになると自信を持っていいかもしれません。4月からはプリンシパル・インベストメント部も兼務していますので、これまでかかわったことのないタイプの案件であっても躊躇せず手を挙げて経験を積み、強みを生かして、身につけた知見を組織に還元できる人材を目指していきます。

田中さん

成安 真名(なりやす・まな)

法人営業第四部

2020年入社。 国内リースの大手顧客担当の部署に配属となり、主に大手メディア・エンタメ企業を担当。

日野 惇平(ひの・じゅんぺい)

法人営業第四部

事務部門、地方支店、首都圏営業部を経て、法人営業第四部に配属。国内大手顧客向けのリース営業に従事。

田中 健斗(たなか・けんと)

スペシャルティ営業統括部

2020年入社。スペシャルティ営業統括部に配属となり、2019年に完全子会社化した米航空機リース会社Aviation Capital Groupを中心に出資先管理、M&A等の戦略投資に携わる。2021年4月よりプリンシパル・インベストメント部兼務。

三好 加奈子(みよし・かなこ)

スペシャルティ営業統括部(現・広報IR部)

2016年入社。スペシャルティ営業統括部に配属となり、主に米企業のM&A・管理業務に携わる。キャリアチャレンジ制度(社内公募制度)を活用し、2021年4月より広報IR部。

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