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いま、盛り上がる「中古スマホ」市場!
法人向けレンタルサービス「Belong One」

2022年3月16日

今や私たちの暮らしになくてはならないものとなったスマートフォンやタブレット端末。
プライベートやビジネスで複数台使用する人も少なくありませんが、コロナ禍によるテレワークの浸透や半導体不足の影響で、法人向けの中古スマートフォン市場が拡大しています。

そうした中で東京センチュリーは、中古スマートフォンの販売等を行う株式会社Belongとの協業により、スマートフォン・タブレット端末の法人向けレンタルサービス「Belong One」を2021年にリリース。サービスの概要や立ち上げの背景について、株式会社Belong取締役副社長COOの清水剛志さんと東京センチュリーで本件を担当する宮澤裕さんに聞きました。

中古スマホ・タブレットの販売やリース事業を展開するBelong

Belongオペレーションセンター

          

――まず株式会社Belongの事業概要について教えてください。

Belong 清水:株式会社Belongは主に中古スマートフォンの販売を行っている会社です。個人向けと法人向け、大きく分けて2つのサービスを提供しており、個人向けサービスでは「にこスマ」というECサイト上での中古スマホ・タブレットの販売や、「にこスマ買取」といった買取サービスを展開。法人向けサービスとしては、中古スマホのリースサービス「Belong One」や買取サービス「Belong買取 for Biz」といったサービスを展開しています。

弊社の強みとしては、神奈川県座間市に日本最大級のオペレーションセンターを保有していること。また、伊藤忠グループのネットワーク力を駆使して、世界中から中古端末を集めてくることができる高度な調達力の2つが挙げられます。

特に座間市のオペレーションセンターは厳しい検品体制を敷いていることが特徴で、200名規模のスタッフが常駐し、センターを基点に端末の検品やキッティング、保守作業なども含めた高品質なサービスを提供しています。

Belongオペレーションセンター

          

Belongオペレーションセンター

          

――Belongでは会社のミッションとして「大切な人に誇れる、次なる価値を届けよう。」と掲げていらっしゃいます。ここに込めた想いを教えてください。

Belong 清水:「中古端末って本当に安全なの?」と不安を抱くお客さまもいらっしゃるかと思います。実際に中古市場では、検査漏れなどによって状態の悪い端末を出荷してしまい、不良端末がお客さまに届いてしまうケースが少なからず起きています。

そうしたお客さまの"中古市場への不安"を払拭するためにも、私たちは常々「中古品だからこそ、しっかりと適切な検査をして、お客さまが安心できる端末だけを届けよう」ということを徹底して心掛けています。

そのためにも、我々の強みであるオペレーションセンターと高度な調達力を活かしながら、厳密な検品体制のもと、しっかりとした状態の端末をお客さまにリーズナブルにお届けすることに日々尽力し、キッティングなどをはじめ、個々のお客さまのさまざまなご要望にも可能な限りお応えしています。

株式会社Belong 取締役副社長COO 清水剛志

          

キッティングや運用もあわせて提供する新しい形のリースサービス

東京センチュリーとBelongの関係図

          

――法人向けサービス「Belong One」「Belong 買取 for Biz」は2021年10月から新しくスタートしたサービスですが、このサービスを立ち上げたきっかけについて教えてください。

Belong 清水:これまでも法人のお客さま向けに中古スマートフォンの販売を行なってきましたが、昨今の月額課金制(サブスクリプション)サービスの普及などもあり、スマートフォンやタブレットにおいても、レンタルやリースといった形態への需要が以前から高まっていました。

また、コロナ禍によるテレワークの浸透や、さまざまな企業がDXに取り組み始めたことなどもあり、法人のお客さまからスマートフォンやタブレット端末へのニーズ自体が増えてきたこと、加えて、半導体不足による新品端末の大量製造が難しくなっているといった世の中的な背景もあり、中古端末への注目が高まっています。

そうしたことを背景に、法人のお客さまからさまざまなご相談をいただく中で、リースやレンタルといった新しい形態でのサービス展開に踏み切りました。

中古スマートフォン販売台数の推移・予測

          

TC 宮澤:Belongさまから数千台規模の端末のリースのご相談をいただいたのが、そもそものきっかけでした。Belongさまといろいろお話させていただく中で、中古端末をベースとしたリースの展開をはじめ、キッティングや配送アプリのインストール、個別の配送といった細かなアフターフォローも含めて、まとめて月額で提供するというご提案に最終的に行き着きました。この提案を非常にご評価いただき、「Belong One」というサービスを立ち上げることになりました。

Belong 清水:弊社と東京センチュリーとの役割分担で言うと、我々Belongはお客さまを開拓し、それぞれのお客さまのご要望をお聞きしながら最適な中古端末を調達する部分を主に担っています。東京センチュリーには、リース分野で培ってきた豊富な経験や知見を活かしていただきながら、リースまわりの管理部分を主にサポートいただいています。

株式会社Belong 取締役副社長COO 清水剛志と東京センチュリー株式会社 法人営業 第三部  宮澤裕

          

TC 宮澤:東京センチュリーは、長らくパソコンなどの情報通信機器を主に扱ってきましたが、大量のモバイル端末を取り扱うお話をさせていただく中で、もはやスマホやタブレットはインフラそのものであり、うまく展開できれば絶対に伸びるサービスになるな、という確信を抱きました。加えて、キッティングや保守・運用といったオペレーション部分も含めたサポートを展開したことで、お客さまの業務負荷やリソース不足を軽減できるという点も、非常にご好評をいただいています。

サービス拡大に向けて、2社のさらなるシナジーを生み出していく

株式会社Belong 取締役副社長COO 清水剛志と東京センチュリー株式会社 法人営業 第三部  宮澤裕

          

――今後のサービス展開や挑戦していきたいことについて教えてください。

Belong 清水:自社に導入する端末が増えるほど、情報システム部門や総務部門における管理の手間やコストがかかるため、リソース不足に悩む企業さまも増えています。そこで我々としてはリース部分だけではなく、アフターサポートの部分にも今後さらに力を入れていきたいと考えています。現状でもキッティング作業や、キッティング後の端末の管理・運用業務などはもちろん提供していますが、そうした部分をさらに強化して、お客さま企業のご負担をさらに軽減させるような、そんな一気通貫のサポートを展開していきたいですね。

あとは2022年2月から、Belong OneはGoogle™さまの「Android Enterprise Device Reseller」としてAndroid™正規販売店に認定されておりますので、Androidも含めたより多様な端末のお取り扱いもさらに拡充していきたいと考えています。

Belong One

          

TC 宮澤:先ほども述べたように、スマホやタブレットは、個人はもちろん、法人でも一人一台というように普及してきています。「Belong One」はそのようなインフラを提供するサービスとして、業種を問わず、幅広いお客さまにご活用いただけるサービスだと実感しています。今後さまざまなお客さまのご要望にお応えしていくためにも、提案の幅はさらに広げていきたいですね。さらにBelongさまとのコミュニケーションや連携を深めていきながら、サービスの課題点解消にどんどんチャレンジしていきたいです。

清水剛志

株式会社Belong 取締役副社長COO

京都大学大学院卒業後、2012年に伊藤忠商事株式会社入社。2016年よりITOCHU International Incのシリコンバレー事務所駐在。2018年に帰国後、2019年2月に伊藤忠商事の社内ベンチャーとして、Belongを設立。

宮澤裕

東京センチュリー株式会社 法人営業 第三部

2009年入社。事務統括部、首都圏営業、大手流通・小売り企業への出向を経て、2017年より法人営業第三部に在籍。

※記事の内容、肩書などは掲載当時のものです

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